古き良きもの

投稿日:2020年09月29日


毎日、なにげなく触れているドア(建具)には戸、襖、障子と色々な種類やデザインがあります。

その中のひとつに 大阪格子という伝統的な建具があります。
大阪格子は、夏には障子を外し通気性の良い格子戸、冬には障子を閉めて気密性の良い戸として使用できる二重構造になってます。



細かい竪格子や障子からは、外からは薄暗い内部が見えにくく、中からは隙間から明るい外を見ることができるということで、 プライバシーを守りながら適度な人の気配も感じることができる優れものの建具といえます。



戦前は店の表と奥、茶の間と台所の境などに用いられることが多く商家などでよく使われたそうですが戦後の建築では、この建具を使用することがほとんどなくなってしまいました。


その原因として材料を多く使い、工賃がかかるのと高度の技術がいるため、これを製作する技能者がすくなくなったからとも言われてます。
掲載している建具は大正時代に使用されていた建具を調整して新築の住宅に再利用してます。

現代の建具も良いところが沢山ありますが、新築リフォーム問わず古き良きものを現代に残していくことも大切なことだと感じてます。


設計 倉澤
2020年9月29日 投稿|