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建物見学

スタッフの日常 2021年10月26日(火)
こんにちは。
設計コーディネーターの小林です。
先日、設計コーディネーター一同で、建物見学(兼ランチ)に行ってきました。

evam eva yamanashi様にて。
shop・gallery・restaurantが分棟で配置されています。
植栽に埋もれるように建物がありました。
門をくぐってからお庭の小道を通り、各建物にアクセスします。
駐車場に車を停めてから小道を少し歩くことで、お庭を含めた世界観を味わうことができました。
オリジナル照明も点々と続いていました。
灯りがともされるとまた雰囲気が変わりそうです。
建物内部は白と黒の空間でした。
客席が白、厨房や廊下は黒で、ハレとケ・表と裏・図と地のようなイメージを思い浮かべました。

白の客席にて食事をしているときは、黒のバックヤード空間を意識させない感じです。
白の空間と黒の空間の間には段差があり、白と黒の空間を行き来する際、はっきりとした境界を感じます。
建具や窓枠も消えるディテールでした。
建築の線が少ないとお庭の景色もすっきりと見えます。
ゆったりとしたBGM(これもコンセプトに合っていると感じる「音」)が流れ、お庭の緑を眺めます。

ランチをいただきましたが、建築・お庭・音楽など、食事に至るまでの全ての体験が、お料理をゆっくり味わうために設えられていたのだと納得しました。

訪れる季節や天気、時間によっても印象が変わりそうです。
非常に勉強になりました。

設計コーディネーター 小林